2013年11月2日土曜日

歴史コミュニケーション研究会での上映会

11月19日に、歴史コミュニケーション研究会の主催で『よみがえる京大サイクロトロン』の上映会 ―ドキュメンタリーと歴史学をめぐって」が開催されます。
久しぶりの上映会になります。どなたでも参加可能です。お誘い合わせの上ご参加いただけたら幸いです。どのような議論がなされるか楽しみです。よろしくお願いします。

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第11回の研究会のお知らせです。※前回と同様、東海大学高輪校舎が会場の予定です。また時間も平日の夜になっています。

今回のテーマは、ドキュメンタリーと歴史学です。実際にドキュメンタリー番組を制作した科学史研究者である中尾麻伊香さんをゲストにお招きして、ドキュメンタリー『よみがえる京大サイクロトロン』を上映して参加者で一緒に観賞した後に、議論をしたいと思っています。

また、第二部「高校世界史Aをみんなで考える」は、現時点ではテーマ未定ですので、後日お知らせいたします。。

※どなたでも参加可能です(申し込み不要・参加費200円)。


「『よみがえる京大サイクロトロン』の上映会 ―ドキュメンタリーと歴史学をめぐって―」


報告要旨:
1945年11月、日本の核研究を禁止するというGHQの方針で、日本にあったサイクロトロンはすべて破壊されました。しかしその一部が、実は京都大学に残されていました。破壊されたサイクロトロンの遺品を、私たちはいまどのように語ることができるでしょうか。報告者はこの歴史をたどったドキュメンタリー『よみがえる京大サイクロトロン』を制作し、2008年から各地で上映会を開催してきました。今回は本作を上映した後、制作の経緯とこれまでの上映活動についてお話し、歴史コミュニケーションにおけるドキュメンタリーの可能性について議論していきたいと思います。

報告者:中尾麻伊香(『よみがえる京大サイクロトロン』監督/日本学術振興会特別研究員)

『よみがえる京大サイクロトロン』65分
2009年日本科学技術映像祭 ポピュラーサイエンス部門入賞
http://kyotocyc.blogspot.jp/

http://historycommunication.blogspot.jp/

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追記

上映後には、ドキュメンタリーの研究を専門にされている丸山友美さんにコメントをいただきました!この映画は普通のドキュメンタリーと比べるとナレーションが多くてテレビ的である、メッセージ性が強いのではないかなど、示唆的なコメントをいただきました。

当日の模様はTogetterにまとめられています http://togetter.com/li/594625