2009年3月11日水曜日

科学技術映像祭入賞

このたび、第50回科学技術映像祭で、部門優秀賞(ポピュラーサイエンス部門)を受賞しました!

2007年の科学映像コミュニケーション研究会の活動から、予算のないながらさまざまな方に協力いただいてできた作品が、NHKなどの作品と並んで評価されて受賞できたこと、とても嬉しいです。

4月から、科学技術映像祭受賞作品ということで、全国で上映会が開催されるようです。
詳細についてはまたお知らせします。


*公開について (よくお尋ねいただくこと)

・上映会の予定は、このブログでお知らせします。
・DVDはこの春には完成させたいと思います。
・ネット公開については、不本意な形で二次利用されてしまう危険性があること、出演者の許可をいただいていないことから、今のところ考えていません。

その他お問い合わせは、制作者の中尾までお願いします。

goa.maika@gmail.com(@を小文字に変換してください)

14 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

 科学技術映像祭 部門優秀賞受賞おめでとうございます。私が伺ったサイエンスアゴラでの上映会から4ヶ月が過ぎて、こうして嬉しいニュースを聞くことが出来ました。
 作り手の方の素直な感性が伝わったのかなと、素人である私は感じました。
 4月からの上映会、今度こそ娘と伺いたいと思います。
 受賞おめでとうございました。
                ようこ

匿名 さんのコメント...

詳細はわかりませんが,東京では科学技術週間期間中に公開が予定されているようですね.科学技術週間のHPに情報がアップされているのを読みました.

gg さんのコメント...
このコメントは投稿者によって削除されました。
gg さんのコメント...

ようこさま

コメントをいただきどうもありがとうございます。とても嬉しいです!(コメントを頂いていたことに気付かず、お返事がおくれてしまいすみません。)
サイエンスアゴラではお目にかかることができて光栄でした。また娘さんとご覧いただけたら嬉しいです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

立花さま

ブログで何度も取り上げていただき、ありがとうございます。実は私も詳細がまだわかっていないのですが。。

4月からの上映会は、4月16(木)~17日(金)に科学技術館で、4月14(火)~19日(日)つくばエキスポセンターで、予定されているようです。時間帯などがわかりしだい、またお知らせさせていただきます。

たくさんの方に見ていただけたら嬉しいです^^それでは。

中尾

匿名 さんのコメント...

受賞おめでとうございます。

作者の説明を別途拝見しました。

結局このプロジェクトは成功だったのか失敗だったのかどちらでしょうか。

一般向け説明であるとしても史実が一部抜かされているようでは歴史研究としてあまり評価できるとはいえません。あるいは肝心のところは闇に葬って氷山の一角をなでてみたとか、なぞなぞのようなサイエンスコミュニケーションで視聴者をはぐらかす、ような意図があるとすれば残念なことです。


http://www.symlab.sys.i.kyoto-u.ac.jp/renkei/sci_wri/document/nakao/nakao.html

廃棄を免れたポール・チップだけが、誰が、いつ運んできたのかは分からないが、博物館の収蔵庫に眠っているのである。
...

行き場のないポール・チップ

一方、初代サイクロトロンは忘れ去られてしまったようである。サイクロトロンが廃棄された時に、本体と離れたところに置かれていたポール・チップは天涯孤独の身となった。惨禍を免れたポポール・チップは京都大学付属博物館に安住の床を得たが、その詳しい経緯は謎に包まれている。博物館ではポール・チップの処遇に困り、地下収蔵室で眠らせている。京大博物館の大野照文教授は、展示する文脈と背景が見つからないと語る。京大博物館では戦後60年以上経過した今日も、ポール・チップ、そしてサイクロトロン、ひいては大学における原子核研究の意味づけをできないでいる。ポール・チップはどう展示されることができるのだろうか。

gg さんのコメント...

匿名さん

コメントありがとうございます。
引用していただいた文章を書いたのは2006年3月で、その後にさまざまなことが明らかになり、ドキュメンタリー制作につながりました。映像は見ていただいたでしょうか?
失敗したか成功したかという判断は、目的によって異なってくるものだとおもいますが、このプロジェクトはまだ終わってはいない、とお答えさせていただきます。

匿名 さんのコメント...

>引用していただいた文章を書いたのは...さまざまなことが明らかになり...

いずれにしてもあまり変わらないように見受けます。製作者個人にとっては学習価値があったのかもしれませんが、全体から見ると、仕組まれたピエロ劇を踊らされてなければよいが、と懸念しています。

>...ひいては大学における原子核研究の意味づけをできないでいる。

いまでもこうなのですか?もしそうなら、何のための学部学科や研究施設なのでしょう??言葉をかえて言うと、学校施設の名を借りた税金ドロボーのようにも聞こえますが、それでよいのでしょうか?


鑑賞する人によって受け止め方が違うのは確かですが、全体を通して「よみがえる」意味が今ひとつ腑に落ちません。

サイエンスコミュニケーションという新しい手法をつかって史実として復刻させたという製作者サイドの立場は理解できますが、大筋の史実はすでにあったはず。

それをいま再度、展開させることに、現代の科学研究にとってどういうメッセージがあるのでしょう?

京大もしくは関西地区にあたらしい加速器施設をつくってくれ、ということでしょうか、それとも、戦争反対、共産党万歳ということでしょうか?

サイクロトロンをよみがえらせるとは、荒勝教授を現代によみがえらせること??

そういえば近頃では、日本の核武装論もよりひろく議論されるようになりましたが、そういった分野にもこの作品および研究が影響をもたらすことを期待します。

アーセナル万歳 さんのコメント...

製作者さま
申し訳ございません、不躾ながらお邪魔いたします。


「匿名さん」さま

この映像作品がどうでもいいのならば、無視するか、かまわなければいいでしょうし、ご興味があって、それほど「意味」とか「意義」がご入り用ならば、ご自分で勉強したり、身近なお友だちと議論したりして、ご自分でお探しになってみてはいかがでしょうか。

それと、いくら製作者の方がブログを開設しておられるからと言っても、平日の真昼間にコメントして、かまってもらおうというのは難しいことだと思いますよ。世間では、みなさんお仕事でお忙しいでしょうからね。前のコメントには、製作者の方がすぐに対応してくださったのですから、最低限、お礼は必要だと思いますよ。やはり、「仕事」や「労力」に対するリスペクトは欠かさないようにしないと。この点は、私も日々痛感しますね。

何から何まで全てとは言わないまでも、まずはご自分で頑張ってみる方が良いと思いますよ。早寝早起きで、一日を有意義にすごしてくださいね。


製作者様、ご無礼をお許しください。今回のご受賞が、これからの飛躍の一助となることと、今後のご活躍に期待いたします。お邪魔いたしました。

gg さんのコメント...

お返事おそくなりました。

匿名さん

関心をもっていただき、ありがとうございます。匿名さんの求められていることと制作者の関心とがこの大分ずれているようで、ご期待に添えずすみません。たしかに説明足らずなところがあったので、今後文章で補足できることはしていきたいと思います。
「史実」については、ドキュメンタリーを見て、考えていただけたら幸いです。


アーセナル万歳さん

コメントありがとうございました。さまざまな方に関心をもっていただくのは、うれしいことです。今後ともよろしくお願いします。

匿名 さんのコメント...

あまりくどくどするのもいやなのでこれで終わりにしておきますが,

>この映像作品がどうでもいいのならば・・・

メッセージの理解と作品の中身の理解ができていないのでしょうか,重要な点はすでに指摘したので,良くご理解ください.

>匿名さんの求められていることと制作者の関心とがこの大分ずれているようで・・

たぶんずれてはいないとおもいますよ.
またプロジェクトは終了ではなくこれからも続くとのことでしたので,この史実にかんする視点に必要なことを述べたまで.

卒業生やサイクロトロンの話を知る関係者には一番ピンと来ることだと思います.それを理解して乗り越えられるかどうかが課題ですね,サイエンスコミュニケーションの.

受賞ということで誉めそやすのが当たり前ですが,おめでとうはもう申し上げたので,だれもいわないであろうことを申し伝えました.

それでは

gg さんのコメント...

匿名さま

返信遅くなりましたが,貴重なご意見ありがとうございました.匿名さまは京大関係者の方でしょうか?よかったらぜひお話きかせていただける機会があればと思います.
今後とも見守っていただけたら幸いです.

中尾

Tatsuo Tabata さんのコメント...

 ご受賞おめでとうございます。(遅ればせながら、このブログサイトに気づきました。)
 私は荒勝文策の弟子である木村毅一の弟子の末席をけがしている者です。「このプロジクトはまだ終わっていない」と書かれているので、これからの発展に期待しています。
 私なりの『よみがえる京大サイクロトロン』の意義を申し上げるならば、過去において科学者たちが軍事研究を拒むことの出来なかった状況や科学者たち自身の弱さへの反省と、そのような状況の中でもなんとか純粋科学を発展させようと努力した科学者たちへの共感を呼び起こしていることかと思います。

gg さんのコメント...

Tedさま

コメントをいただき、ありがとうございます。(このページを見つけていただき、ありがとうございます)研究者の方は、それぞれ個人的な背景をもっていらっしゃるので、より懐かしみ(親しみ)をもって見ていただけるのだと思いますが、意義についてのご意見、うれしいです。どうぞこれからもよろしくお願いいたします。

匿名 さんのコメント...

Great article and very interesting blog :)

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